略歴
2010年3月 | 慶應義塾大学医学部 卒業 |
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2010年4月 | 総合病院国保旭中央病院 初期臨床研修医 |
2012年4月 | 慶應義塾大学医学部 内科学教室 専修医 |
2013年4月 | 国立病院機構東京医療センター 内科専修医 |
2014年4月 | 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程入学 |
2016年4月 | 日本学術振興会 特別研究員(DC2) |
2018年3月 | 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了 |
2018年4月 | 国立感染症研究所 客員研究員/日本学術振興会 特別研究員(PD) |
2019年6月 | ノースカロライナ大学チャペルヒル校博士研究員(Richard C. Boucher教授) |
2020年4月 | 日本学術振興会 海外特別研究員 |
2021年10月 | さいたま市立病院呼吸器内科 医長 |
2022年4月 | 北里大学薬学部臨床医学(生体制御学)講師 (北里研究所病院呼吸器内科 医長兼務) |
2025年4月 | 慶應義塾大学医学部 呼吸器内科 助教 |
患者さん一人ひとりに寄り添いながら、呼吸器疾患の診療と研究の両面から貢献していきたいと考えています。
慶應呼吸器内科を選んだ理由をお教えください
初期臨床研修のなかで、患者さんの全身状態を見ながら診断と治療の方針を立てる内科の奥深さに強く惹かれ、内科医としての道を志しました。その後、慶應義塾大学病院の旧内科専修医プログラムで幅広い内科疾患に触れるなかで、呼吸器疾患が日常生活に与える影響の大きさや、感染症から慢性疾患まで多様な病気を扱える点、そして未解決の課題が多く残されている点に大きな魅力を感じ、呼吸器内科を専門に選びました。
呼吸器内科に入ってよかったことや、お勧めできることをお教えください
呼吸器内科に入ってから、優秀で温かい先輩や同期、後輩に恵まれ、多くのご縁のなかで貴重な経験を積むことができました。気がつけば、非結核性抗酸菌症や気管支拡張症といった病気の面白さにすっかり魅了され、これらの疾患を専門的に診るようになり、さまざまな国内外での研究にも取り組む機会をいただいています。人との関わりのなかで、自分でも予想しなかった新たな一歩を踏み出すことができたのは、大きな財産です。多様な出会いを通じて自分の可能性を広げていけることは、この医局の何よりの魅力だと感じています。
今後の目標をお教えください
一人ひとりの患者さんにとって最適な医療を提供できるよう、日々の診療に真摯に取り組んでまいります。また、治療が難しい病気の原因や仕組みを明らかにする研究にも力を注ぎ、臨床の現場で役立つ新たな知見を発信していきたいと考えています。医師であり研究者でもあるPhysician Scientistとして、診療と研究の両面から貢献できるよう努めてまいります。
医学生・研修医・若手の医師へメッセージをお願いします
慶應の呼吸器内科は、明るく風通しの良い雰囲気のなかで、一人ひとりの個性や志向を大切にしながら、多様な挑戦ができる環境です。診療・研究・教育、それぞれの分野に自分らしく取り組むことができ、新たな自分の可能性に出会える場でもあります。呼吸器内科に少しでも興味のある方は、ぜひその一歩を踏み出してみてください。一人でも多くの先生が仲間として加わってくださることを、心から楽しみにしています。